Home ブログ INTERVIEW 常にユーザーのニーズを捉えて、世の中の変化に対応しながらモノ創りをし続けていく

常にユーザーのニーズを捉えて、世の中の変化に対応しながらモノ創りをし続けていく

今や運営するメディア数は12サービスにもなり、当社の大きな柱となっているメディア事業。
運営メディアは、自社メディアである日本最大級のママ向け情報サイトのママスタジアム、4MEEEをはじめ、saitaPULS,、ヨガジャーナル、MADUROなどの雑誌社とのアライアンスメディア、また新しい価値の創造を目的に共同運営しているソーシャル&エコマガジン「sotokoto online」など、さまざまなメディア展開をしています。

メディア図2メディア図1

 

今後、当社では広告事業とメディア事業の利益構成比率を50:50にしていくミッションを掲げているなかで、メディア事業ではどのような取組みをして拡大させていくのか、取締役 メディア管掌の尾久にインタビューしました。

 

尾久さん2

 

取締役 尾久 一也

 

―今、複数メディアを運営しているなかで、現状の課題はありますか?


さまざまな出版社さんとの取り組みの中で感じたのは、雑誌の編集とWEBの編集との切り分けの難しさです。その切り分けが明確にできていないため、今あるオンラインメディアがただの雑誌のデジタル記事になっていると感じています。

出版社さん側は、当然雑誌メインで編集作業を行っているため、どうしてもオンライン版のコンテンツ制作に十分なリソースを割くことが難しくなります。その結果、オンラインメディアの編集においても、出版社さんとオンライン版の最適なコンテンツ制作に調整が必要になり、デジタルのスピード感で作業を進めていくことが難しいという課題があります。今後メディア事業を伸ばしていく上でも、まずは雑誌の編集部とは切り離した独立した形でデジタルの編集部を作っていくことは必須になると思っています。そして雑誌が作り上げてきた世界観を我々のデジタルのメディア運営の知見をもって、どのようにしてデジタルで分かりやすく伝えていけるかを考えていくことが大事だなと考えています。

 

―当社が掲げている”広告事業とメディア事業の利益構成比50:50“まで、メディア事業をどのように拡大させていくのでしょうか。

 
まず既存メディアに関しては、ネットワーク広告やタイアップ広告以外の収益モデルの商品開発をして収益を増やしていくこと。また、コンテンツの拡充をし情報発信をしていくことでアクセスポイントを広げていきたいと考えています。
新規では、新たに出版社さんとのアライアンスベースでメディアの横展開を増やしていけたらいいなと考えています。
今、メディアの価値は変化してきていて、PVやUUという指標自体にあまり価値がなくなってきていると感じています。例えば、既存のメディアでも出版社さんとのアライアンスでメディアをオンライン化していますが、PV数やUU数ではなく、「ヨガジャーナル」や「MADURO」など確立された“ブランド”の価値に対して信頼感を持っていただいており、ラグジュアリーブランドの広告主さんとの取組みも増えてきています。なので、既存メディア、新規メディアに対してむやみにPVを伸ばして収益を上げていくのではなく、”ブランドに対する価値をどういう風に発信していけるか“を一番に考えることを大事にしていきたいです。
ブランデッドメディアだからこそできること、例えばオンラインサロンを立ち上げたり、イベントを開催したりなど、新しい商品開発をどんどんしていきたいと思っています。
“ブランド”についてきてくれるファンの方にきちんと価値提供をして、その対価がいただけるようなモデルが作れたら面白いかなと思っています。

 

尾久さん1

―出版社とのアライアンスメディアを増やしていくと伺いましたが、どのようなメディアを考えていますか?

 既存メディアや提携しているインスタグラマーさんと連携した取組ができるようなハイブランド雑誌をオンラインメディア化できたらいいですね。
最近では既存の出版社さんとのアライアンスメディアでの弊社実績が増えたことで、ありがたいことに世界の最新トレンドを発信しているような某ハイブランドな雑誌やその他色々な雑誌社からお声がけいただいています。私としては、ガンガンやっていきたいなという想いがありますね(笑)
今後メディアのラインナップを増やしてインタースペースをカラフルに彩ることで、企業価値の向上にも繋げられるんじゃないかなと考えています。

その他の領域でいうと、コアな読者層がいる月間鉄道誌とか、月間水泳誌みたいな専門雑誌があると思うんですけど、現在 休刊・廃刊なども増えていて雑誌事業に関しては非常に厳しい状況にあると出版業界の方からお聞きしました。過去の膨大なコンテンツ資産がありますし、ファンから復帰の声を求める署名活動があったりもする雑誌なので、なくなってしまうのはすごくもったいないなと思っていて。
ファンはコアだと思うんですけど、こういった雑誌のデジタルシフトのサポートをして世の中に価値を提供できたらいいなと思います。

 

―挑戦していきたいことはありますか?

インタースペースの中なのか外なのかまだわからないですけど、クリエイティブエージェンシーまたはブランドスタジオをつくることを起案して、クリエイティブの領域を強化していきたいなと考えています。メディアもそうですが広告のあり方も変化してきていますし、 広告やwebの記事しかり人間の心を動かすのって結局はクリエイティブだと思っています。 例えば、「これを買おう」って思うユーザーの心理変化は、クリエイティブに依存する部分があるなって思っていて。
今後クリエイティブの強化は必須になってくると思っているので、インターネットならではのデータに基づいた形でクリエイティブを作って、ブランド価値を高めていくような取組を提案していきたいですね。結果、「このクリエイティブ見たことある。話題になってるよね!」みたいなクリエイティブをインタースペースから発信していけたら面白いなって思っています。

 

―メディア事業の今後の展開を教えてください

ブランド価値をいかに高めていくかという観点で言うと、常に僕たちはユーザーさんに向き合うことが大事だなと思っています。
ユーザーさんと向き合い続けることで、ありきたりではありますが世の中の誰もが知っているようなメディアをたくさん作っていけたらHAPPYだなって思っています。

メディアを今まで長年運営している僕の感覚としては、メディアはディズニーランドと一緒で完成形がないと思っているんですよ。 投資したら確実に拡大していくわけでもないですし、完成状態ができるわけではありません。常にユーザーのニーズを捉えて、世の中の変化に対応しながらモノ創りをし続けていく。永遠の未完成で未完の美です…(笑) 常に前進して成長を続けたいですね。

 

 

インタースペースでは一緒に働く仲間を募集しています!

トップに戻る
当社のウェブサイトは、サイトの利便性の向上を目的にクッキーを使用しています。サイトを閲覧いただく際には、クッキーの使用に同意いただく必要があります。
クッキーポリシーの詳細は、こちらをご覧ください。