Home ブログ INTERVIEW ストアフロント──「社会課題×成長戦略」安定収益を土台に未来を拓く

ストアフロント──「社会課題×成長戦略」安定収益を土台に未来を拓く

インタースペースの成長を牽引するグループ子会社、ストアフロント。安定したストック収益を確立しながら、デジタル社会の課題解決にも挑戦し、「安心して暮らせる未来」の実現を目指しています。
今期は「既存サービスの成長継続」と「新しいチャネル・サービスの展開」を両輪で進め、売上も堅調に推移しています。
今回は営業推進部長の古賀に、事業の好調要因と今後の成長戦略を聞きました。

株式会社ストアフロント 営業推進部 部長

古賀 大地

 

安定収益を支える仕組み

――会員数の推移について教えてください。

主力サービスの好調に加え、自社開発の『ポケットバックアップ』や『ダレカナブロック』も順調に推移しています。会員数や成長率はIR資料で開示しておりますが、着実に拡大基調が続いています。営業活動の重点もこれらの成長領域にシフトしています。

 

――会員数の伸びは順調とのことですが、競合環境についてはいかがでしょうか。

クラウドサービス領域では大手との競合もありますが、当社の提供価値に共感して選んでいただくケースが多く、差別化ができていると感じます。

 

 

全国拠点で成果、現場力が成長を支える

――全国に拠点があると思いますが、地域ごとで伸びに差はありますか。

北海道・福岡・東京・大阪と全国に拠点を構えていますが、どの地域も安定した成果を出しています。特に東京は市場規模が大きく目立ちますが、拠点全体で堅実に成果を積み上げています。

 

――現場の声が事業成長につながった具体例を教えてください。

販促物が煩雑で困っている現場の声を受け、分かりやすいツールを整備しました。現場の困りごとを吸い上げ改善していく姿勢が信頼につながり、「困ったときはストアフロントの営業に相談しよう」という関係性を築けています。

 

 

業界平均の半分以下の解約率、長期利用を支える仕組み

――サブスク事業において重要な指標の一つである継続率や解約率についても教えていただけますか。

業界平均が3〜10%(ジャンルによって異なる)といわれる中で、当社の解約率は業界平均の半分以下に抑えることができています。多くのユーザーに長期でご利用いただき、これが安定収益を支える大きな基盤になっています。

その理由のひとつは、店舗のスタッフが単なる販売にとどまらず、「なぜこのサービスが必要なのか」を丁寧に説明している点です。納得感を持って契約いただけることで、ユーザーにとって“長く必要とされるサービス”となり、結果的に高い継続率と低い解約率につながっていると考えています。

 

――また、継続率を高める工夫としては、どのような取り組みをされているのでしょうか。

営業推進部として、提携している販売パートナーとの定期的な意見交換を通じて現場の声を吸い上げ、販促物や営業トークを改善しています。地域や客層ごとに課題は異なるため、それぞれに合わせて改善を重ねてきました。こうした仕組みにより、属人的ではなく組織として成果を出せる体制を確立しています。

 

 

サービス拡充でさらなる成長余地

――店舗の拡大は、会員数にどのような影響を与えていますか。

地域に密着した拠点の拡大は、会員数の着実な増加につながっています。当社サービスは、販売パートナーとの親和性が高く、新しい拠点の立ち上げや提携拡大がそのまま会員増加に直結しています。
また、既存の販売ネットワークを基盤に、より多様なチャネルでの展開も検討しています。当社が培ってきたノウハウを生かすことで、さらなる成長ポテンシャルを引き出せると考えています。

 

――社会課題の解決も事業戦略の一部として取り組まれているのでしょうか。

はい。たとえば、迷惑電話防止アプリ『ダレカナブロック』は、特殊詐欺や迷惑電話といった社会課題への啓蒙活動を担えるサービスです。店舗を単なる販売チャネルではなく、『生活者に安心を届ける情報発信の場』として進化させることで、社会的信頼を得ながら会員数や導入率を拡大できると考えています。

 

――現在、まだサービスが広がる余地はどのくらいあると考えていますか。

全国のショップへの導入率をさらに引き上げることが、今後の大きな成長ドライバーになると考えています。まだ多くの店舗で展開余地があり、導入拡大によって会員数はさらに大きく伸びる可能性があります。低い解約率と高い継続率を維持しながら、サービスラインナップを拡充することで、安定的かつ持続的な成長を目指しています。

 

 

予算達成が当たり前、前倒しで成果を出す組織文化

――組織や事業の勢いを特に感じるのはどんな瞬間でしょうか。

予算達成が当たり前になり、「どう前倒しで成果を出すか」という議論が自然に生まれることです。組織全体で「ありがとうと言われるサービスを提供する」というビジョンを共有し、数字は単なるゴールではなく、『ありがとうを増やす』ための手段として捉えられています。この行動力が、事業成長の勢いを支える大きな要因です。

 

 

安定収益の上に新サービスで成長を加速

――今後の事業の成長をどのように考えていますか。

当社は、全国の店舗ネットワークを基盤に、安定収益を継続的に積み上げています。その上で、私たちが掲げる「安心して暮らせる未来をつくる」というミッションに沿い、社会課題の解決につながるサービス展開を推進していきます。

単なる拡大ではなく、地域社会に信頼される情報発信拠点として店舗を進化させることで、持続的な成長を実現できると考えています。

さらに既存サービスによる成長を継続しながら、新しいチャネルやサービスの準備を進め、数字の成長と社会的意義を両立させることで、長期的な成長ポテンシャルを最大化していきます。

安定的なストック収益と現場力という強固な基盤の上で、さらなる成長を加速させる鍵は新サービスの企画です。第二弾では、サービスデベロップメント部長の山田に、今後のサービス展開と戦略を聞きます。

GROWTH STORIES
Vol.2 株式会社ストアフロント サービスデベロップメント部 部長

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