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東南アジアでゼロからアフィリエイト広告市場をつくる挑戦

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当社グループは成長戦略の一つとして“グローバル事業の展開”を掲げており、2001年から日本で始めたアフィリエイトサービス『ACCESSTRADE』を、東南アジア(インドネシア、タイ、ベトナム、マレーシア、シンガポール)各国に展開しています。

現在「ACCESSTRADE」は、世界で70万を超える媒体登録数、1万4,500を超える広告キャンペーンを展開。
そのなかでも成長著しい東南アジアにおいて、アフィリエイト市場をゼロから立ち上げた海外事業の取組みについて、海外担当執行役員の藤田にインタビューしました。

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海外戦略事業部管掌
執行役員
藤田 昭平

 

急速に拡大している東南アジア市場

――当社の東南アジアでの事業展開について教えてください。

我々は、2013年から東南アジアにおいてアフィリエイト広告の事業展開を行ってきました。東南アジアにおいて“アフィリエイト広告”という市場がないなかで、市場を作り上げるべく、まずタイ、インドネシアから「ACCESSTRADE」の事業展開を始めました。

その後、ベトナムにおいてもゼロから市場を作り上げ 、現在は東南アジア各国合わせて登録媒体数は13万、広告キャンペーン数は350となり、アフィリエイト広告の浸透も高まり大きな成長を遂げています。

今年中にマレーシア、シンガポールを拡大し、続いてフィリピンへの展開も検討しているので、インタースペースグループとして東南アジアの主要国すべてにおいて「ACCESSTRADE」のサービス展開をしていきたいです。

――日本では、媒体登録数は50万ほどなので、日本の4分の1ほどまで拡大してきているということですね。ゼロからアフィリエイト広告市場を作り上げるにあたって日本と東南アジアとの違いはありましたか?

 

当初、広告主側はGoogleやFacebookに注力していて、クリックやインプレッションを集めることに集中していた時期がありました。しかし、運用していくなかでクリックやインプレッションだけではなく、“コンバージョン”の重要さを理解したことによって、コンバージョンに対して広告費が発生するビジネスモデルの“アフィリエイト広告”に注目するようになりました。それが1番早かったのがEコマース領域ですね。 

今、急成長している東南アジアのAmazonとも言われている東南アジア最大級のECサイト「LAZADA(ラザダ)」や「shopee(ショッピー)」、インドネシアEC最大手の「Tokopedia (トコペディア )」などローカルのトップクライアント企業にはほぼ導入いただいており、全体の月間流通額は30億円ほどまで達しています。 東南アジア全域の流通量の約2%を「ACCESSTRADE」経由で購入いただいているところまで成長してきているので、我々としては今期中に約1.5倍の3~4%まで伸ばしていきたいなと考えています。

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Eコマース以外の領域に関しても、金融やサービス系の広告主との取引がかなり増えてきています。特に金融においては、東南アジアで大きな盛り上がりを見せていて急成長中の“フィンテック業界”で個人向けローンを展開している事業者さんの導入が増えています。

一方、媒体側に関してはローカルのクーポンメディアやLINEポイントのようなキャッシュバックメディア、大手メディア様ともお付き合いさせていただいておりますが、東南アジア全域でいうとメディアの数がまだまだ少ないですね。コンテンツの記事を書ける経験値のある方が少ないため、どうしてもPPCでトラフィックを集めてしまっているという現状があります。そのため、SEOに強い記事を書けるような方にとっては可能性があると思います。

 

――東南アジアで、ゼロから市場を拡大できた要素は何でしょうか。

 

言語の壁は多少あるかもしれませんが、東南アジアで中長期的にビジネスをやることの意義は基本的には3つの要素があるかなと思います。 

①東南アジアはGDP成長率が平均で7%となっていて、大きく成長し続けていること。
②オフライン広告からデジタル広告へのシフトが速いスピードで進んでいること。
③ブランディング広告からパフォーマンス広告にシフトしてきていること。

この大きな3つの要素から、今後も東南アジアのアフィリエイト広告市場は急速に伸びていくと考えています。 最近では越境ECで台湾に進出している広告主さんも多いと思いますが、GDPもEコマースの普及率も飽和状態であり、いわゆるレッドオーシャン市場となっています。そのため、経済が成熟した先進国にはない高い成長性が見込める東南アジアでのビジネスは大きな魅力だと思っています。

先日も『ACCESSTRADE SUMMIT 2019 IN東南アジア』で、アジア各国のメディアや広告主含め80名を超える皆様にご来場いただき、参加者からのアンケートでは“大変満足”という声が多かったです。当社が各国でどのようなアフィリエイト運用を行って成功させてきたかという点に大変興味を持っていただき、拡大し続ける東南アジアのアフィリエイト市場に魅力を感じていただけたことが嬉しかったですね。

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「ACCESSTRADE」 グローバルへの挑戦

――東南アジア以外のグローバル展開も考えていますか?

我々はインタースペースグループとして東南アジアはもちろんですが、グローバル全体を見据えた戦略を考えています。2017年9月にはグローバルクライアントの日本展開を目的として、CJ Affiliate社と独占による戦略的業務契約を締結してグローバルクライアントとの取組みなども増えています。そういったグローバルでの事業活動が評価され、2018年10月に開催された世界のASPが表彰されるイベント『International Performance Marketing Awards 2018』では4部門に当社グループ5タイトルがノミネートされました。

東南アジア市場においては、アフィリエイトネットワークNO.1になることを目標にグローバル全体においても挑戦し続けていきたいと思っています。

「ACCESSTRADE」のグローバルへの挑戦ははじまったばかり。さらに加速してまいります!

インタースペースでは一緒に働く仲間を募集しています!

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