Home ブログ CORPORATE INTERVIEW 次の10年を動かすー新体制が挑む、成長へのステージ

次の10年を動かすー新体制が挑む、成長へのステージ

2024年10月、当社は3名の執行役員を新たに迎え、新体制をスタートさせました。
  
人事、広告事業のエンジニア、メディア事業のエンジニアの3名は、現場で成果を上げながら、経営に近い立場で事業を牽引してきたメンバーです。今後、それぞれがどのように価値を高めていくのか、新たに就任した執行役員一人ひとりに、その想いや展望を語ってもらいます。
  
まずシリーズ初回は、代表・河端に新体制に込めた想いを聞きました。

代表取締役社長

河端 伸一郎

 

成熟市場の中で、攻めの姿勢を 

── 経営者として、今最も意識されているテーマは何でしょうか?


いきなりですが、「成熟しつつあるネット市場でどう成長の道筋を作り戦っていくか」を強く意識しています。なかでも、改めて“攻める姿勢”をどう再構築していくかが、今のフェーズでは特に大切だと感じています。
   
当社は、アフィリエイトサービス「アクセストレード」やママ向け情報サイト「ママスタ」をはじめとしたプロダクトを軸に、約25年にわたり事業を展開してきました。ありがたいことに、一定の市場ポジションは築けていると思います。一方で、WEB広告市場全体が成熟期に入り、これまでのように「あるものを改善して売る」だけでは成長できません。
   
市場が飽和し、プレイヤーが増える環境の中で、成長のハードルは確実に上がっています。そうしたなかで鍵になるのが、プロダクト開発の「企画力」と「技術力」による差別化だと考えています。
    
目の前のニーズに応えるだけでなく、自社が持つ資産や強みをいかに活かして新しい価値を生み出すか。そんな“攻めのモノづくり”が、これからの成長に必要だと感じています。

 

受け身から、自ら提案する開発へ

── エンジニア出身の執行役員を登用した背景には、そうした考えがあるのですか?

  
はい、まさにその通りです。これまでの開発は、どちらかというと「守り」が主でした。お客様からの「この機能を追加してほしい」「この不具合を直してほしい」といった要望に応えることが中心で、それ自体ももちろん大切な仕事です。ただ、それだけでは、私たちが提供できる価値には限界があります。
  
生成AIをはじめ、急速なテクノロジーの進化によって、業務の効率化や自動化も一気に進んでいます。そんななかで、「それをつくる事で何を解決するのか」「何を実現したいのか」を自ら考え、提案できる開発組織へと進化していきたい。そのための体制づくりの一歩として、現場経験のあるエンジニアの登用を決めました。
  
現場では、目の前の課題や個別の要望に対応することが多くなりますが、経営としては、そうした日々の積み重ねのなかに「より大きな構造的な課題」が隠れていないかを見ていくことが重要だと思っています。
  
たとえば、ある要望が複数の顧客から繰り返し出てくるのであれば、それは業界全体の課題かもしれない。そこに対して仕組み化や商品化の視点で応えられれば、単なる開発対応を超えて、事業としての広がりにもつながります。事業側と開発側が、そうした“気づき”を共有し合える関係性であることが、企業としての成長につながると考えます。

 

── 実際に新体制がスタートして、どんな変化を期待していますか?

  
大きく2つあると考えています。

 
まず1つ目は、「事業側からの提案が通りやすくなる」こと。これまでは「人が足りない」「優先度が低い」と見送られていたアイデアも、経営視点とつながることで、「顧客課題の解決に本当につながるものならやってみよう」と判断しやすくなる。結果として、開発のスピードも上がり、良い循環が生まれます。
   
そして2つ目は、開発サイドの「やりがいと納得感」。単なる指示された開発ではなく、「なぜやるのか」をチームで共有できれば、メンバーも前向きに取り組めますし、成果にもつながりやすいと感じています。

 

「視座の高さ」に期待すること

── 今回執行役員に就任した3名に対して、どんな期待をされていますか?

  
共通して期待しているのは、“視座の高さ”です。部門や役職を超えて、広い視野で物事をとらえて行動できるメンバーだと思っています。

  
現場で社員が何を感じ、今どんな課題に向き合っているのか、何が起きているのかを理解しているからこそ、経営との橋渡しを託したいと思いました。たとえば、ある開発やプロジェクトの意思決定でも、現場の動きや制約を知っているメンバーが加わることで、判断のスピードや精度は変わってきます。
  
人事の小林執行役員は、部門横断で動いてきた経験があり、縦と横の両面で組織を見る力があります。上司の想いと部下の本音、どちらにも耳を傾けられるからこそ、組織の見えにくい部分に気づける。
   
エンジニア2人も、単に技術を見るだけではなく、チームやプロジェクトの動き全体に目を向けてくれています。経営と現場の視点が自然に交わることで、より柔軟でスピーディな判断ができる体制にしていきたいと思っています。

 

「熱狂できる仕事」が、会社を前に進める

── 最後に、これからの経営で大切にしたいことを教えてください。

少し“時代錯誤”と思われるかもしれませんが、私は今でも、「仕事に熱狂できる瞬間」こそが、人や組織を突き動かす原動力だと思っています。
  
本当に面白い仕事や成長を感じる瞬間は、ある程度の負荷や挑戦の先にあると思うんです。だからこそ、挑戦を楽しめる環境を整え、仲間と一緒に価値をつくっていくことが、企業としての持続的な成長につながると考えています。
   
AIの進化など、変化が加速する時代において、自分たちの存在意義を問い直しながら、新しい価値を提供し、社会に貢献できる企業へと成長していきたいと考えています。

 

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