2024.06.24
厚生労働大臣認定『くるみんマーク』取得!全社員が背景に関係なく輝く職場へ
インタースペースグループは、仕事と子育ての両立支援に積極的に取り組んでおり、その成果として厚生労働大臣から「くるみん認定」を受けました。インタビューでは、取得までの取り組みの詳細や当社における仕事と子育ての両立支援について、人事部の宮田に話を伺いました。
人事部
宮田 奈苗
―「くるみん認定」取得に向けた取り組みの詳細について教えてください。
「くるみん認定」の取得に向けた取り組みは2020年頃から始まりました。2021年3月からの行動計画策定期間に向けて、現状の把握と課題を分析し、具体的な行動計画を立て実行しました。
●アンケート調査
子育て環境について社員にアンケートを実施し、現状と課題を明確にしました。
●産休育休育休ガイドブック作成
産休育休に関するガイドブックを策定し、社員が産育休取得前から復帰後まで理解できる内容にしました。育休取得者のインタビューを掲載することで、取得しやすい環境を整えました。
●相談窓口設置
相談窓口を明確化し、誰に問い合わせればよいかを周知しました。
●育休取得目標設定
女性80%、男性10%以上の取得率を目標とし、積極的な取得を促進しました。
―アンケート調査結果から、具体的にどういった課題が挙げられましたか。
育休を取得できるかどうかよりも、育休取得後に仕事と子育てを両立できるか、どのように働けばいいのかといった不安が多いことがわかりました。社員の不安を解消し、具体的な働き方のイメージを持ってもらうことを考え、産休育休ガイドブックの作成を行いました。
―産休育休ガイドブックの内容について教えてください
産休育休に関するすべての情報を網羅できる内容にしたいという想いをもって作成しました。公的な基礎知識だけでなくインタースペースにおける具体的な復帰後の働き方の事例も掲載し、不安を払拭できるような内容にしています。
具体的な内容は以下の通りです。
●産休・育休の基礎知識
産休や育休の申請方法、期間、給付金の種類と申請手続きについて詳しく説明しています。
●多様な育休社員の事例紹介
社員が産休育休を取得しやすくするために、実際に育休を取得した社員の事例を多く盛り込んでいます。育休中の体験談や現在活躍しているママさんやパパさんたちがどのような働き方をしているのか、具体的なエピソードを紹介しました。
●復職後のサポート
復職後のサポート体制や、時短勤務やフレックス制度の利用方法について詳しく説明しています。
●保活情報を掲載
当社が運営するママ向け情報メディア「ママスタ」のコンテンツである「ママスタ保活」をもとに、保育園選びの情報を充実させ、ポイントや申請手続き、保育園入園のための準備事項について詳しい内容を掲載しています。
―育休取得目標に対しての成果について教えてください
行動計画期間(2021年3月~2023年3月)において、男性社員の育休取得率は14名、58%となり、全国平均の46.2%を大幅に上回りました。女性社員は13名、100%の育休取得率を達成し、男女問わず育休を取りやすい環境を整えることができています。
―男性の育休取得率が平均よりも大きく上回っている背景について、社内の環境や文化特性について教えてください。
男性の育休取得率が高い背景には、社内の環境や文化が大きく影響していると思います。オープンなコミュニケーション文化があり、上司や同僚との間で自由に意見交換ができる環境が整っているため、育休についての相談がしやすく、必要なサポートも受けやすいです。
また、サブマネージャー職以上の育休取得実績も複数あり、役職を持つ社員が率先して取得することで「育児をしながら働くこと」への理解を社内全体から得やすくなっていると感じます。
―仕事と子育ての両立支援を強化するために始めた取り組みの中で、特に効果的だと感じる取り組みはありましたか?
●テレワーク
コロナ以前から育児中の社員は利用できましたが、コロナ禍で全社員にテレワークを導入しました。これにより、男性の育児参加が増え、育休取得者も増加しました。
●時短勤務とフレックス制度
当社では、もともと勤務時間が固定の時短勤務とフレックス制度が整っていましたが、働き方に合わせて時短社員でもフレックス制度を利用できるようになり、さらに多様な働き方が可能となりました。
―今後の目標について教えてください。
当社では仕事と子育ての両立支援だけでなく、全ての社員が背景に関係なく活躍できる環境づくりを目指しています。
社員の平均年齢が上がっているため、介護と仕事の両立支援がますます重要になってくると考えています。育休とは異なり、介護には終わりが見えないため、継続的な支援体制を整えることが必要です。この課題に対して適切なサポートを提供し、社員が安心して働ける環境を目指していきたいです。
また、社員のライフステージの変化に対応し、柔軟な働き方ができる仕組みを常に考え、実践していきたいと思っています。これにより、社員一人ひとりがその時々の生活状況に合わせて最適な働き方ができるよう支援したいです。
今後も引き続き、社員が最大限のパフォーマンスを発揮できるような環境を整えることを目指していきます。